ロシアのポップミュージック
Всем привет!
2018年度の日露学生交流会の広報幹事を務めていました松浦です。
おそらくこのブログを読んでいる人の多くは、既にロシアとなんらかの関わりをもっている人だと思います。
そんな皆さんに質問です。「なぜロシアに興味を持ちましたか?」
おそらく、ロシア界隈にいるとうんざりするくらい聞かれた質問だと思います。また、答えも、ロシア語科に入ったから、バレエやオペラが好きだから、ミリタリー方面からやソ連好きなどある程度テンプレートが決まっているような気がします笑。
しかし、私がロシアに興味がもった理由はこれらとは全く違います。それは、なんとなくロシア人とソリが合ったからです。同年代のロシア人と交流し、「性格が合うな」と思ったことが幾度もありました。
今日の日本では、未だロシアに対するイメージは悪いものであるように感じます。しかしながら、私と同じようにロシアに興味が全く無くても、少し「ロシア」と触れるだけで何かしらの魅力が見つけられると思います。それは、食べ物でも音楽でも洋服でもなんでも良いです。そういった場が日本でも増えていくことを願っています。
前置きが長くなってしまいましたが、このブログでも、「ロシア」と触れ合う場を提供したいと思います。テーマは、私の趣味でもある「音楽」です。
---
1.Little Big
2019年に謎のダンスSkibidiが一世を風靡しました、Little Bigです。ロシア界隈にいるなら、知っている人は多いのではないでしょうか?
2. Ленинград (レニングラード)
ロシアを代表するコミックバンドです。汚い言葉も多く使われているため、そういったことを勉強するのにも向いているかも知れませんね。紹介する曲は、「ペテルブルクで飲め!」という曲です。
3. Руки Вверх (ルキ・ヴヴェルフ)
ルキ・ヴヴェルフは、「手を上げろ!」という意味です。ライブやクラブにいくとよく聞くフレーズだと思います。ロシアの代表的なテクノバンドです。紹介する曲は、成人した女の子の曲です。(ロシアでは18歳から成人)
4. Тима Белорусских (チーマ ベラルースキフ)
ベラルーシ出身のミュージシャンが、チーマ ベラルースキフです。最近人気の歌手です。
紹介する曲は、ロシアのチョコ「アリョンカ」が元ネタの曲です。
5. Oxxxymirion
ロシアのレジェンド的なラッパーがOxxxymironです。英オックスフォード大学を卒業している、インテリさんです。その影響も受けてか、少々詩的な内容のラップが多いです。
紹介する曲のタイトルの和訳は「私達がいない場所」で、周りから認められずに非難される「私達」のことを歌っています。
5. ЛСП (LSP)
Oxxxymironと並ぶレジェンドラッパーがLSPです。現在、OxxxymironとLSPはかなり仲が悪いそうです。紹介する曲は、「コイン」という曲です。
6. Pharaoh
こちらもロシアを代表する超有名ラッパーです。紹介する曲は、「Diko, Naprimer」という曲です。「Diko」は、「野生的な」という副詞なのですが、「野性的な人」のようなスラングがあるそうです。日本でいうところの「マジ卍」ににたニュアンスで使われていると思います。
7. Feduk/Элджей (Eljey)
FedukとЭлджейは、共に最近人気のあるラッパーです。2人の曲「ローズワイン」は2018~2019年に大流行しましたね。ロシアのバーなどで聞いたことがある人も多いのでは?ちなみに、Eljeyは、曲で「サヨナラボーイ」と言うフレーズを必ず入れます。意味がわからないです。
8. Монетчка (マネートチュカ)
マネートチュカは、若者に人気のある女性ポップシンガーです。2019年にリリースされた「いつも」という曲も、ロシアで大流行しました。可愛らしい声が特徴的ですね。
10. Alyona Alyona
Alyona Alyonaは2019年に現れた、ウクライナのラッパーです。曲はウクライナ語で歌われているので、私には歌詞の意味がわかりません…しかし、ラップはかなり洗練されており、一気に人気アーティストとなりました。
11. Хлеб (Hreb)
Hrebは、最近ノリにノッているコミックラッパートリオです。ちなみに、Hrebはロシア語でパンという意味です。最近では、ロシアのBBQ「シャシリク」をネタにした「シャシュリンドス」という曲が流行りました。
12. Markul
Markulも、ロシアで人気のあるラッパーです。なんとなく、通から好かれているといった印象があります。Oxxxymironと一緒に歌う「Fata Morgana」という曲が人気です。
13. Face
Faceは、自他共に認めるイカれたラッパーです。「バーガー」という曲はかなりナンセンスで面白いです。日本の漫画「NARUTO」が好きなようで、「写輪眼」という曲もあります。紹介するのは、「ユーモリスト」というかなりかっこいい一曲です。
14. IC3PEAK
2019年にロシアで「ラップライブ禁止令」を出させた元凶とされるのがIC3PEAKです。ホラーな雰囲気ただよう2人組ラッパーです。「死はこれ以上ない」という曲では、ロシア政府を皮肉っているそうです。
15. Антоха МС (Antoha MC)
Antoha MCは、チルい曲を量産する人気アーティストです。2019年にプライベートで日本に来たそうで、その時の思い出を「Tokyo」という曲で歌っています。
16. Иван Дорн (Ivan Dorn)
Ivan Dornは、ウクライナ出身のDJ・ミュージシャンです。ファンクな感じの曲が多い印象があります。
17. Пошлая Молли (Poshlaja Molli)
Poshlaja Molliも、ウクライナ出身のミュージシャンです。4人組のエレクトロロックバンドです。
18. Onuka
Onukaも、ウクライナ出身のミュージシャンです。エレクトロ、テクノポップなどの曲が多いです。
19. Tatarka
Tatarkaは、ロシア内のタタールスタン共和国出身のラッパーです。タタール語のラップを多数歌っています。ちなみに、Little Bigのリーダーである、イリヤと結婚しています。
20. Diminish Kudaibergen
Diminish Kudaibergenは、カザフスタン人歌手です。中国のオーデション番組がきっかけでその名が知られるようになりました。低い声から高い声まで出すことができます。
---
ロシア、CIS諸国の音楽はいかがでしたか?
気に入った歌手やミュージシャンは見つかったでしょうか?
音楽好きな友達がいたら、ぜひ、「ロシアにはこのような音楽があるんだ」と教えて見てください。