キリル文字からの誘発
2019年度副幹事 上智大学3年文学部フランス文学科専攻の石渡久美子です。
語学の勉強が大好きな文学部の者です。こう聞くと、なかなかの個性的な人がいるものだと思っているかもしれません。そんな方こそぜひ新しい世界を見るために、続きを読み進めてみてください。
結論から言うと語学勉強に大切なことは、どれだけ語学に情熱を持っているか、だと思います。
そもそも
言葉
というのは私たちの認識に基づいて形成されたものであり、
文章を読む
とは新たな遺伝子を自分の中に取り組むことであり、そして自分というフィルターを通してまたさらに新しく文化が生み出され、形成されていくのです。
逆に咀嚼すると多くの言語を知っていればその分だけ、
身の回りのものが認識出来る
ようになり、見える世界もより広く深く押し広げられます。
この世界で私たちが感じ、考え、見えている事物すべてが言葉によって分類されている、そう考え直してみると何だか神秘的で魅惑的な語学の世界にもっと関与していきたいと思いませんか?
ロシアに興味関心を持ち、今後とも密接にかかわっていく事になる皆さんも、語学そのものの魅力を多少なりとも感じられてくると、語学勉強が趣味に変わる日はすぐ近くに来ていることでしょう。
不意にロシアの言語の可愛さに心惹かれるという感覚を得た私は、日本ロシア学生交流会に入会しました。
小文字でありながら大文字のように書くため、丸文字感が可愛く、不思議な魅力を持つキリル文字。
初学者ながら、挨拶から食事の際の表現まで、ここで学ぶことが出来ました。
他にも料理会ではロシア伝統料理を作り食卓を囲んで味わったり、訪日したロシア学生と観光をしに行ったりと、当サークルではロシア界隈の中で自由気ままで、かつ濃密な学生生活を楽しむのに最適なコンテンツが山盛りです。
終わりの締めに、フランス語ではありますが、表現の仕方や使わい回しによって国特有の人生観があり、深みを感じられる一言を紹介します。
C’est la vie ! 人生そんなもんさ!
困難も受け入れて割り切ってしまい、前に進もうというフランス人が非常によく多用する決まり文句です。ヴァカンスが多く、楽しいことが大好きなフランス人の楽観思考のうつしであると私は捉えています。
それでは次回の記事もお楽しみに~~パカパカ!!