東京郊外の拙稿

お初にお目にかかります、本年度の幹事を務めています安田と申します。

上智大学のロシア語学科に所属しています。

突然ですが、皆さんは「ロシア」と聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか? 私はロシアと聞くと郷愁つまり「ノスタルジー」を感じます。言語化するのは難しいですが、「広大さ」や「寒さ」といった感情のほかに、どこか物悲しさを感じるんですよね。 これはなぜなのか?といったことを考えますと、私は私とロシアのつながりのきっかけである「モスクワ郊外の夕べ」にそれは起因するんじゃないかと思います。

「モスクワ郊外の夕べ(露名:Подмосковные вечера)」は1955年、当時のソ連で生まれた曲で現在までに様々なカバーが親しまれています。日本であれば「ダークダックス」というグループが歌ったものがとくに有名なのではないでしょうか。個人的に1番好きなアレンジがモスクワ放送の時報バージョンです。時報のレトロ具合と「モスクワ郊外の夕べ」の悲しげな曲調が合わさって、ノスタルジーの極みみたいな雰囲気を醸し出しているんですよね!何を言いたいのかと言えば、つまり、この時報が私とロシアの関係の始まりを告げた、ということです。

それではまたお会いしましょう。

До свидания!

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